耐候性・耐久性に優れ、計画的なプールの維持管理に役立つ点が評価される「アクアキューブ」システム
Point1:剥がれがなく、塗替えが不要
「アクアキューブ」プール防水システムが用いる「YKプールシートG」(塩ビ樹脂系シート防水)では、塗装材のように経年劣化で剥がれることはありません。剥がれた塗装材による利用者のケガを予防することができます。
Point2:下地の影響を受けにくい「浮かし張り」工法
防水層をプール本体に対して、部分的に固定します。そのため、地震や不動沈下によって生じる下地の亀裂やクラックが生じても、防水層に影響が及びにくい利点があります。
Point3:プールサイドには防滑性床ビニルシート「コリドール」を用いて安全性と意匠性を向上
表面に水が溜まりにくい防滑パターンと、素材特性いによって安全な歩行感が得られます。カラーバリエーションも豊富で意匠性向上にも貢献します。
本事例は、コンクリート下地に塗装を施し、防水材の代用としていました。塗装の塗り替えによる改修の場合、下地の精度によっては塗装の剥がれが発生し、初期コストは安いものの、繰り返しの補修が必要になり、結果的にコストアップにつながることがありました。「アクアキューブ」防水システムは、防水シートを専用の固定金具で固定していく「浮かし張り」であるため、下地に劣化が生じても防水層に影響が及びにくい構造になっています。保護塗装などの塗り替えも必要なく、長期にわたり耐候性、耐久性を維持します。これらの利点によって、中長期的なプールの維持管理コストの低減が期待できることが評価され、多くの学校に採用されています。
(現場レポート29号に掲載)