仕様の表記について
当サイト掲載情報における表記上のルールや、専門的な記載内容に対する補足的な説明をまとめています。
アーキヤマデの防水システムをより理解していただくためにご活用ください。
アーキヤマデ防水システムの「システム記号」について
各防水システムには個別にシステム記号が割り振られています。
当該システム記号は、使用する防水材や断熱材、固定工法などを表す記号によって構成されています。下記にシステム記号の記載方法についてまとめていますのでご確認ください。
リベットルーフ防水システムの場合
1固定方法
- Mアンカー固定工法(機械的固定方法)
- F接着工法
2IH工法
- IH誘導加熱による固定仕様
3下地種別
- FD金属下地(新築用)
- D金属下地(改修用)
- W木・ボード下地
4防水シート名称
- SGMリベットルーフSGM
- SWリベットルーフSW
- COOLリベットルーフCOOL
- HPリベットルーフHP
- Nリベットルーフナイン
5防水シートの厚さ
- 151.5mm
- 202.0mm
6断熱材(露出仕様)
- SFLボードS
- NUFLボードNU
- EAクイックフォーム(接着工法)
- NPFLボードNP
- SVポリスチレンフォーム(3種b)+AY パネルV
- NUVFLボードNU+AYパネルV
保護材(コリドール)を用いた場合のシステム記号について
1固定方法
- Mアンカー固定工法(機械的固定方法)
- F接着工法
2IH工法
- IH誘導加熱による固定仕様
3保護仕様
- P保護仕上げ
4保護材
- YQAコリドールYQA
- YSAコリドールYSA
- YPAコリドールYPA
- YBAコリドールYBA
- YFAコリドールYFA
- YUAコリドールYUA
- YLBコリドールYLB
- YLXコリドールYLX
- YMTコリドールYMT
- YMXコリドールYMX
5断熱材(露出仕様)
- SFLボードS
- NUFLボードNU
- EAクイックフォーム(接着工法)
- NPFLボードNP
- SVポリスチレンフォーム(3種b)+AY パネルV
- NUVFLボードNU+AYパネルV
アクアキューブプール防水システムの場合
1固定方法
- Mアンカー固定工法(機械的固定方法)
2防水シート名称
- PGYKプールシートG
3防水シートの厚さ
- 151.5mm
アクシスコート防水システムの場合
1防水システムの種別
- Aアクシスコート防水システム
2工法の種類
- X密着工法 平場部
- XP密着工法 立上り部
- X1通気緩衝工法 平場部
- X1J通気緩衝工法 自着層付きシート 仕様 平場部
- X2密着補強布工法 平場部
- X2P通気緩衝工法/密着補強布工法 立上り部/塩ビシート複合工法 立上り部
- XF長尺複合工法
- XO室内簡易防水工法
3防水層の種類
- Cアクシスコート
- Tアクシスコート立上り用
- Hアクシスコート巾木側溝用
4防水層塗膜厚平均値
- 303.0mm
- 202.0mm
5トップコートの種類
- TAXトップ
- CAXトップCOOL
- SAXトップシリコン
- WAXトップ水性
- FAXトップフッ素
歩行用途について
アーキヤマデ防水システムでは歩行用途において、「非歩行仕様(点検可)」「歩行仕様」「一般歩行仕様」という3つの分類を設けています。それぞれの仕様における詳細は次の通りです。
歩行用途の分類
非歩行仕様(点検可)
立入りを前提としない仕様。防水層を傷づけない履物(運動靴等)で防水層等の点検・清掃を行う程度
歩行仕様
常時歩行を前提とせず、該当建物の専住者、あるいは専門者に限定し、防水層を傷つけない履物(運動靴等)で歩行する仕様。リベットルーフ直下がコンクリートや硬質のボードであること
一般歩行仕様
屋上利用で特定者が集う場所などの常時歩行を前提とした仕様。コリドールやルーフブロック等による保護仕様かつ、リベットルーフ直下がコンクリートや硬質のボードであること。
公共建築工事などの仕様について
公共建築工事(改修を含む)標準仕様書仕様について
公共建築工事標準仕様書、ならびに公共建築改修工事標準仕様書では、防水層や工法の種類などに応じて、標準仕様を定めています。各防水システムの掲載ページにおいては、当該仕様との適合関係を示しています。
合成高分子ルーフィングシート防水の工法、種別
- S-F2接着工法 (非断熱工法)
- SI-F2接着工法(断熱工法)
- S-M2機械的固定工法(非断熱工法)
- SI-M2機械的固定工法(断熱工法)
※ 各工法の詳細な内容は「公共建築工事標準仕様書」をご参照ください
ウレタンゴム系塗膜防水の工法、種別
- X-1絶縁工法
- X-2密着工法
日本建築学会 JASS8 仕様について
一般社団法人日本建築学会では、防水層や工法の種類などに応じて、標準仕様を定めています。各防水システムの掲載ページにおいては、当該仕様との適合関係を示しています。
塩化ビニル樹脂系シート防水工法について
- S-PF接着仕様
- S-PFT断熱接着仕様
- S-PM機械的固定仕様
- S-PMT機械的固定断熱仕様
- 参考となる仕様(ノ)金属下地断熱機械的固定仕様
※ 各工法の詳細な内容は「一般社団法人 日本建築学会「JASS8 防水工事」標準仕様(2014年版)」をご参照ください
ウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法について
- L−USS絶縁仕様
- L-UFS密着仕様
飛び火認定について
個別飛び火認定番号について
屋根には、近隣で発生した火災から生じる火の粉や飛び火が屋根に落ち、炎が室内に達するような燃え抜けなどが生じない性能が求められます。これを防火性能と呼びます。
屋根の防火性能については各種法令によって様々な規定が設けられています。特に、屋上防水システム(塩ビ樹脂系シート防水)の導入に当たっては、建築基準法22条、63条に基づく、「建設省告示第1365号」では防火性能について次のような条件を設けています。
- ・屋根が耐火構造で、屋根勾配が30度以下である※1
- ・断熱材の厚さの合計が50mm以下である※2
- ・防水層が「塩化ビニル樹脂系シート防水工法(リベットルーフ防水)」である
上記の条件に適合する場合、特段の届出など必要がないと考えられています。
例えば、「外断熱工法で断熱材の厚さを100mmにする」場合など、上記の条件に適合しない場合は、「個別飛び火認定番号」を取得した防水システムを採用する必要があります。「個別飛び火認定番号」を取得した防水システムについては、各防水システム詳細を掲載したページにおいて、PDFダウンロードリンクを掲載しています。
※1耐火構造とは、建築基準法施行令107条における「屋根30分耐火」の条件を満たすもの、および建設省告示1399号5条における「屋根の耐火構造における技術的基準」を満たすものを指します。
※2断熱材とは、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォームその他、これらに類する材料を用いたものを指します。