建物の防水は単一の防水材だけでは完成しません。
さまざまな部材、そして防水層を構築する工法も重要です。
アーキヤマデは防水層の中核である塩ビ樹脂系防水シート「リベットルーフ」とともに、
工法などの研究・開発も行い、「リベットルーフ防水システム」としてお客様に提案を差し上げます。
耐候性、耐久性に優れた塩化ビニル樹脂を主原料としており、夏期・冬期の寒暖差の影響を受けにくい特徴があります。
1枚のシートが多重構造となっており、それぞれの層が役割を担い、一体となって高品質な防水シートを形成しています。
特にMMA樹脂層は独自テクノロジーの結晶。紫外線をカットし、耐候性を向上させます。
シート相互の接合部を溶着剤や熱風で溶融着して一体化させるため、抜群の接合強度を発揮。
接合幅や溶融着の手法にも配慮することで、高い水密性を確保します。
あらかじめ着色されたカラーシートで、意匠効果の高い防水層を形成します。また、「リベットルーフ」は耐候性に優れているため、紫外線や熱による退色が少なく、意匠性の維持にも貢献します。
1枚のシートが多重構造となっています。それぞれの層が、「紫外線カット」「耐候性の確保」「寸法安定性の維持」「機械的強度の保持」などの役割を担い、一体となって高品質な防水シートを形成しています。
屋上からの現物サンプリング、人工光源を用いた促進暴露試験やアリゾナ砂漠での屋外暴露試験など、
さまざまな検証試験を実施し、品質の確認と確保に努めています。
建物の高さや施工場所の気候、求める機能など、防水シート選定ではさまざまな条件を考慮する必要があります。アーキヤマデではこれらの諸条件に対応するべく、さまざまなタイプの防水シートを用意し、ニーズに応えます。
アーキヤマデの主力防水シートです。紫外線を遮断するMMA樹脂層を積層し、長期間にわたる変退色の恐れを低減。クロス層には、ガラスクロスを採用し寸法安定性に優れています。
紫外線を遮断するMMA樹脂層を積層し、長期間にわたる変退色の恐れを低減。クロス層には、ポリエステル樹脂製の補強クロスを採用。柔軟性や繰り返し疲労・耐熱性能に優れ、金属下地向けの弊社独自工法である「LCS工法」などに適しています。
「リベットルーフCOOL」は、太陽光を効率よく反射し、ヒートアイランド現象を抑制する効果のある防水シートです。室内への熱流入を抑制し、空調負荷の軽減効果が期待できます。
長寿命を目的とし、特殊配合により製造された高耐久グレードの防水シートです。紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特長があります。
「リベットルーフナイン」は、引張・引裂強度、寸法安定性、耐摩耗性に優れ、アーキヤマデが提案する「リベットルーフ防水システム」の接着工法に適した防水シートです。
防水シート表面に特殊アクリル樹脂「MMA」を積層していることを示します。
防水シートの厚さについてのラインナップを示します。
防水シートの付加的機能を示します。「太陽光高反射」は、赤外線を効率よく反射する太陽光高反射シートを意味し、「高耐久タイプ」は高耐久グレードの防水シートを意味します。
「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」、いわゆるグリーン購入法に適合した製品であることを示します。
物の高さ、下地の種類、屋根の形状などによって選ぶべき工法は異なります。
施工条件に応じて最適な工法をご提案いたします。
専用金具を下地や断熱材上に設置・固定し、その上から防水シートをかぶせ、専用金具と防水シートを接合する工法です。防水シートを下地面に全面的に固定しないため、亀裂などの劣化や躯体の振動などの影響を受けにくい特長があります。
あらかじめ下地面に「IHディスク」を設置・固定。その後、「リベットルーフ」を被せ、誘導加熱装置を用いてIHディスクを加熱。上面に積層された特殊接着剤が溶けて、リベットルーフと強固に一体化します。
伝統的な防水シートの固定工法です。シートを全面的に下地に固定し、固定力を確保。風荷重への配慮が必要な場所に適した工法です。断熱材を用いた仕様など、本工法に対応した幅広い防水システムのラインナップを用意しています。
多様な形状の屋上。さまざまなタイプの下地。
お客様の抱える課題に応えてきた「実例集」、それがアーキヤマデの採用実績です。